2012年1月31日火曜日

ピエス・ユニークというアートのマイクロメセナ

年末に読んでもの凄く興奮した「人生がときめく片付けの魔法」という本。
そんなに色んな本を読んてきたわけではありませんが、今まで自分が読んだ片付け・収納関係の本の中では一番得るものが多かった本で、今ではぼくにとって片付けのある種聖書になっています。

読み終わってからどんどん身のまわりがすっきりしていってます。

日本の住宅事情は逼迫していて、そのうえいくら不景気といってもものは有り余ってる状態なので、片付けなんてのは日本人の至上命題ではなかろうか。

そこへ来て、アート好きのマンガ好きなんていったら、人より余分にものを溜め込む習性がある種族。困ったもんです。


アートを支援する方法として、好きな作家の絵を買うという方法があるわけですね。
で、気分や季節によって収蔵している作品から選んだものを見える状態に飾る。
これはそもそも、飾るスペースと収蔵するスペースがきっちりあるとき初めてできる活動で、ぼくは個人的にアートな文化が日本に根付かない原因の一端に家が狭いってのがあるといっても過言ではないと思うわけです。

そんな日本ですから、好きな作家さんは美術館やギャラリーに展示してもらって、観れる時に足を運んで堪能して「また次どこかの特別展でお会いしましょう」と作品としばしのお別れをするのが、一番効率的ではなかろうか、なんて考える次第なんです。

でも、それはある程度なまえの知られた作家さんならできることで、これからビッグになっていこうかっていう作家さんはどうやって支援すれば良いんだって話ですよ。

地方のアートの街おこし的な行事も面白いんですが、お祭り的な面白さが瞬間的に起こって、あんまり作家さんに還元されてないんじゃないかなー?なんて側面もちょっとかいま見れたりしてて、いろいろ思うところもあるし。(この辺り、情報があるかた教えてください)

そんなことぼんやり思ってる時に最近目にしたのが、ネットを使って皆でちょっとずつ作家さんを支援しようというマイクロメセナです。

これいい!

こんな活動が、これからもずっと根付いたら良いなあー、そしたらもっと毎日が面白くなるのになー。とか思った。

2012年1月30日月曜日

自炊の記録

自炊については賛否両論飛び交っていて世間的にはまだまだ議論が続きそうです。
最近こんな記事を読んだりして、なるほどなーなんて思ったりしたところでもあります。

で、個人的には「いつか読むかもしれないから」と開かれることもなく本棚にギュウギュウにつめられた状態の本ってのは、人に読まれるためにつくられた本にしても、本を保管するために使われているスペースにしても、本棚を買うぼくの財政的にもデメリットのように思うので自炊賛成派なんですね。

というわけで、我が家にはiPadもあることだし、自炊してみることにしたわけでついに購入の
ScanSnapなわけです。職場にS1500が置いてあり、その脅威の読み取りの早さに感動してたんでS1300とどっちを買おうか悩んでたんですが以下の観点からS1300にしました。

・使用する場所が自宅リビングになるので据え置き常置ではインテリアを崩しかねない。
・職場の1500は確かに早いけどちょくちょくジャムる。
・1500は1300の倍近い値段。


というわけで我が家に来たS1300でございます。MacBookと並べてもこのサイズ。
使わない時は見えないところに片付けます。
ちなみにS1500はMac版とWindows版が別なようですが、S1300はどちらでもいけるそうです。

近所の電気屋さんで買いましたが、店員さんにiPhoneでAmazonのページをちらちら見せながら値切ったら2000円近く安くなり、Amazonとほぼ同じ値段になりました。素敵。

しかも、今買うとevernoteプレミアムがもらえるそうです。

設定は一瞬でした。
そしてスキャンはボタン1つでした。らくちん。


確かに、S1500に比べると読み取りは遅い気がしますが、録画してためてるテレビ番組でも観ながらやってればあっという間です。ぼくはこれで溜まったまんまの美の巨人たちや仮面ライダーフォーゼや世界ふれあい街あるきが消化できそうです。

デフォルトの設定だと、勝手にページの上下を認識するようになってますが、これはさっぱりアテになりません。やられた。でも、解除は一瞬でした。

読み込んだPDFはDropboxで共有するらしい。なるほど。
iPhone買った時に入れてみたけど今まで使ってなかったなー。こうやって使うのか。

iPadにはi文庫HDを入れた。
800円だったし他にも色々あったけど、使ってる時のデザイン的なインターフェースが一番良さそうだったので、精神的な快適さへの投資と思った。今は後悔してない。

で読んでみた。


快適すぎる。
これでいつでも大量の情報に即アクセスできると思うとそれだけでワクワクする。


ちなみに裁断には、小さい子どももいるので万が一のことを考えてカール事務機ディスクカッターDC-210Nというのを買ったけど、これ指が入らなくて安全設計なんですがその文分厚い本も入らない。具体的には100ページくらいで入らないので、カッターナイフで事前に何分割かする必要がありました。まあ、良い。便利より安全です。


というわけで、雑誌の裁断から電子化完了まで一冊30分かかりませんでした。これから時間を見つけてどんどんいこうと思う所存。

部屋が片付くのが楽しみ。

2012年1月29日日曜日

長谷川等伯と雪舟流を観てきた

岡山県立美術館で2月19日まで開催されている特別展に行ってきた。


長谷川等伯といえば松林図屏風が有名。
ずっと昔に東京で本物を確かみたような気がするのですが、図録なんかで観てもあの薄墨の加減がたまらないわけです。日本の湿度みたいなのが感じられるしっとりした作品。

右でも左でも順番に屏風を眺めていくときのリズム感も凄く小気味いいんですよね。現代のデザイン的な要素もあってカッコいい。

特に晩年の等伯の大胆な太い線とか、めっちゃ面白かった。まるでルオーの絵みたい。

そんな長谷川等伯が、岡山ゆかりの文人画家の雪舟の流れを汲んでいると自負していたらしいことから、雪舟に連なる絵師の特別展だそうで、水墨画の世界を堪能してきました。

岡山県立美術館収蔵なのになかなかお目にかかれない重要文化財の雪舟の山水図も展示されてたのでしっかり観てきた。あれ確かえげつない額の税金で買われているはず。美術ファンとしてはそんなこと言ってはいけないのかも知れないが、サラリーマンとしては税金分しっかり返してもらわないと!!



絵を構成しているものって結局のところ形と色なのですが、墨だけで描かれた水墨画はその色の部分の要素が必要最低限なわけです。
だから見る側は積極的に主体的に絵に向かって行かないと面白みがわからない。
そんな体力を必要とするクールな絵だと思うんです。
失敗できない一発描きなので、そんな描いた時の作者の緊張感も絵に宿ってるのかもしれないですね。

水墨画は作者がどの順番でどれくらいのスピードで筆を動かしながら描いたかを想像しながら観ると良い。と以前聞いたことがあります。
確かに、それやると面白いんですよね。

大きい絵なんてどうやったんだろう。
絵の前で右に左に動き回る作者が目に浮かびそうです。

水墨画の見方がわからん、という方は是非ためしてみてください。

水墨画、そういえば年賀状用に描いた。結構講評で嬉しかったので来年もやろうと思う。
墨で描いたのをスキャンしてPhotoshopで加工して楽しかった。
Mac版のPhotoshop欲しいなあー。


2012年1月28日土曜日

天神山文化プラザのI氏賞と岡山県高校生美術展

 岡山ゆかりの作家を支援する県の選考作品展なんですが、毎年心に刺さってくる作品が多くて好きなんです。

とっても良い刺激になりました。

さんようタウンナビの記事

同じ天神山文化プラザで高校生の美術展もやっていた。
入賞作品のクオリティはハンパない。
これを15歳〜18歳が描いたのかと思うと末恐ろしくも頼もしく。また羨ましい。


どちらも入場無料で嬉しい。

2012年1月27日金曜日

大人の自己分析

飲み会やなんかのときに、職場の先輩方からいただくぼくの評価に以下のようなものがあるんです。

落ち着いている
飄々としている
型にとらわれない柔軟さ
どこでもやっていけそう

身に余るありがたいお言葉なのですが、自分で心に問いただしてみると結局のところ、頭のてっぺんから足の先までどっぷりハマった仕事人間になりたくないだけなんですよね。困った大人です。

もちろん、そうは言っても長いものに巻かれてる身ですから、しなければならないことはきちんとこなします。それが社会人です。

ただ、指加えて待ってても楽しくて給料のいい仕事は降ってこないのです。だったら、今の仕事をいかに工夫して楽しく短時間で済ませて自分の時間を確保するか?に全力を注ぐってスンポーです。

なんとかそうやって心の安寧を保ちながら、日々おだやかに暮らしていけてることに感謝する毎日です。

ちょっと前まで自分を高めることに必死だったんですが、最近とげがとれちゃったような気がする。30代になったからか、子どもができたからか、20歳頃の自分が今の自分見たら「守りに入りやがって!!」とかいうかもしれないけど。

でも、業種が変わったらこの考え方ではやっていけないのかもしれないなー。
こればっかりは比較のしようがないんですけどね。

2012年1月26日木曜日

Lionにしてみた。

なんでも挑戦だろうと思い、突然Lionにアップデートしてみようと思ったのです。
いや、発端はiBooks Authorなんですけどね。これ使ってみたいな、と。


で、ちょっと調べてみたところ、ぼくにはそんなに被害がなさそうだということが理解できてきて、これならちょっとやってみようかと思った次第なんです。2600円ですしね。


というわけでインストール開始!


と、ネットでは30〜40分と書かれていましたが、我が家の環境では1時間以上かかりました!手持ち無沙汰!!


でも、無事完了。
早速iPadぽくしてみたりして違いを楽しむ。
おお、カッコいいじゃん。
現行ラインナップではなくなってしまった白いボディのMacBookが一段とオシャレに見えます。


遊んでばっかりもいられないので仕事をする。
書類作成。画像を差し込もうと思い、iPhotoを起動してみたところ、iPhoneとの同期中に強制終了。
あらら??


相性が悪いのかしら?
調べてみると、どうやらiPhotoを最新のバージョンにアップデートした方がいいらしい。
流行のiCloudも最新バージョンじゃないと駄目だとか。


ほうほう、そうか。それではアップデートを…って1300円か!!


…悩むぜ…。


ちなみに、ぼくの職場はWindowsしか使われていないため、ぼくのMacもブートキャンプが大活躍。昔ながらのウィンドウズのクセで、ローカルディスクを2つに分けていたところ、データを保存していた方のディスクが消滅していて、Windowsでつくったデータは全部なくなっていましたとさ!


うっかり!


ホントうっかり!!


でも、何保存してたか、思い出せないくらいだから、たいしたものは保存してなかったんだろう。

2012年1月24日火曜日

スカイアクアリウムの思いでと地方都市の感動体験

先日我が家の水槽のお話をしましたが、水槽と言えば昨年9月くらいに東京にいった時に六本木ヒルズでスカイアクアリウムってのをやっていて凄かったわけなんです。
あんな高いところでアート作品のような水槽が展示されていて、田舎者のぼくはたいそうたまげたわけなんですね。水槽越しに東京タワーを見たりとか。


ふすまの柄が金魚になってるような演出だったり

どえらいきれいな水槽だったり 
球体の水槽で沢山の魚が泳いでいたり

ネットが普及して、都心と地方の差がなくなってきた、なんていっても、こんなインタラクティブな体験はなかなか地方で得られるもんではないわけなんです。




ぼくは常々「良いアウトプットをするためには、良いインプットをしてないといけない」なんてエラそうに言っているんですが、なかなか地方であんなインプットはできない。地方の人は想像力ではまだまだ都心には負けちゃうんじゃないか…これからの時代、想像力が貧困、てのはそのまま実生活の貧困に繋がりかねないわけでちょっと危惧しちゃったりしたわけです。

っていやいや、そんな悲観的になっても仕方ない。そんな格差なんかに屈してなるものかと思い直して、
じゃあ地方でも勝てる想像力といえばなんだろう?と考えると「のんびりさ」とか「おだやかさ」みたいなもんじゃなかろうか?という答えが浮かんでまいりました。




地方都市は地方都市らしく、都心にあるような大型の商業施設を一生懸命誘致して、24時間365日産業活動するのはやめて、休めるときは休んで、その街らしい景観を大切にして、そこから感動を得られるように工夫するほうが良いのかもなー、そうだよ!北欧的な暮らしは地方から取り入れていけば良いんだよ、最近北欧流行ってるじゃん!てことです。
せっかく人間はゆっくり大人になってゆっくり老いていく生き物なんだし。




とかなんとか言いながら、東急ハンズとアップルストアは岡山にもできないかなー?という矛盾を抱えているぼくの思想。

いや、電気屋によったらMacの周辺機器買いに行って見つからないから店員さんに聞いて、「はぁ!?まっく!!?」みたいな対応されることもあるんですよねー。

2012年1月23日月曜日

水草水槽

水槽を始めてそろそろ1年になる。
きっかけは雑貨屋で見つけたこの水槽。

そして奥さんの「水草と熱帯魚の水槽を部屋に飾りたい」という言葉だったように思うのです。
カフェのような家を目指す身としては、よしやろう!ってなモンで、導入したわけなんですが小中高といきものがかりなんてやったことがないわけで四苦八苦の毎日です。

そうは言っても便利な時代ですから、ネットでは色んな方が色んなところで水槽の情報を提供してくださっていて
http://mizukusasuisou.com/
なんてサイト様には大変お世話になったりしてるわけです。


そして結論、上記の水槽は初心者にはレベルが高すぎる。

小さな水槽は水質の変化が激しくて管理が難しいみたいなんですよね。

だがしかし、日本の狭い住宅事情に我が家も漏れず、あまり大きな水槽は導入できず35センチの水槽で今もいろいろと試してる日々なのです。

下からあおって撮ると、なかなかカッコいい。
そして毎月貯金しているお金が400万になったら我が家の二階部分をリフォームして大きな水槽を導入しようというのが野望です。

水槽の手入れはもっすご面倒なんですが、そんな面倒なこともできないくらい切羽詰まった人生ってどんなだ!?なんて思うわけでこういう無駄なことをいろいろ積み重ねた優雅な生活を送っていきたいもんです。

2012年1月22日日曜日

iPhoneからの投稿を試してみた

iPhoneからアプリで投稿してみたわけですが、いつの間にか時代はこんなに便利になってしまっていたのですね。そしてそんなことをやってるぼく、最新鋭。

ブログが流行りだしたのって、確かmixiが流行るちょい前だったと思うのですが、その頃は投稿までの設定がいろいろと面倒で、ブログ開設したは良いけど投稿が続かないよー、ぼくみたいなちょっとパソコン使うだけの人間にはハードル高いよー、なんてことが続いたもんです。

それが今ではこんなに簡単に。すてき。


学生の頃、「普通の人」になることが凄く恐怖だった思いでがあります。「自分にしかできない何か」をやりたい、と。地方で埋もれてしまいたくないと。我ながらいい感じに思春期をこじらせていたなーと今では思います。

世の中に「自分はここにいるぞ!」と知らしめたいわけですよ。

そんな青臭い欲求が、今ではこんなに…便利な世の中になったもんだと思い知らされます。

そんな青春の思いをぶちまけるだけでなく、色んな情報や主義思想をネットで共有することは結構大事だなー、と去年起こったギリシャの革命くらいから思い始めて、今年はマメにブログ書いてみようかな?とか思っているところです。

で、写真は最近つくった自家製のストーブ専用台車。

我が家のアラジンストーブ様は、本体ごと移動しないと灯油が入れられないのでこの台座に乗って移動してもらおうかという魂胆なわけです。
だがしかし、大概奥さんと子どもが寝ている早朝給油するため、2人が寝ている寝室の前の廊下をゴロゴロ言わせながら転がすこともできず、結局担いでいるパパなのでした。

2012年1月21日土曜日

奥さんと飲みに行く。

月に1回、給料日の直後に奥さんと飲みに行くのが恒例となっております。
安月給のサラリーマンが、幸せに生きていくためのささやかな工夫です。
というわけで今回は近所のスペインバルに行った。
最近流行ってますね。スペインバル。
流行に踊らされやすいぼくなので、ガーリックとかオイーブオイルとか
たまらんわけです。

カウンターにワインボトルが並べられてて、その上からワイングラスがぶら下がってたりカッコいいですよねー。
でも、家でやると掃除がたいへんそうなのであんまりやらない。
ワインボトルは我が家も何本かならべてますが。















途中、酔って写真を撮ってなかったりするわけなんですが、デザートだけは録っといたり。
また一ヶ月頑張ろうと心に誓ったり。

2012年1月19日木曜日

ばーちゃんの話

愚痴でもなんでもなく、客観的に見てて感じるばーちゃんの印象のお話です。

90歳になるばーちゃんは最近足が動かしづらくなってきました。
若干のボケも感じられるようになってきました。

そんなばーちゃんの一日の生活は、
朝起きて
朝ご飯食べて
テレビ見て
昼ご飯食べて
テレビ見て
昼寝して
テレビ見て
晩ご飯食べて
テレビ見て
風呂入って寝る

そんな毎日の繰り返しなのだそうです。

戦争を体験して
どん底の日本から這い上がってきた
そんな立派な人の人生の晩年の日々が、テレビの前でぼーっと過ごすだけって言うのはなんだか
いらんお世話とは思いながらも寂しいものがあるように思うんです。

茶道と華道の師範をしていた経験から
「花でも生けてみたら?」とすすめてみても、なんだかんだ言ってやろうとしない。
きっと「若い頃のようにできない自分」を見たくないんだろうな、という印象。
気位の高い人なんです。

ひょっとしたら、若い頃そんなに長生きする予定はなかったのかもしれない
というか、老後のことなんて想像する余裕がなかったのかもしれない。


これまで生きてきた時間は、人生の後輩として敬わなければならないものですが
自分がじーちゃんになっても活き活きと生きていくためには、今何が必要なのか
いろいろと考えされられたりするわけです。