2012年2月27日月曜日

アマチュアアーティストが増えたらいいと思う。



美術の大学に通っていたぼくなのですが、入学してすぐのガイダンスで大学の先生に言われていまでの忘れられない言葉があります。

「この中で1割でも作家になってくれたら万々歳です。」

あー。つまりそういう厳しい世界なんだな、と思ったんです。
でも、残りの9割の人は大学を卒業したら筆を置いてしまうなんて勿体ないじゃないですか。なので、本気じゃなくてもアートすればいいと思うんですよ。

ぼくみたいな就職している人でも創作活動ができる国の方が幸せな国だと思うんです。
皆が創造的なことを楽しんでいる国。夢のようです。

でも、そうはいっても現実はなかなかそんな時間はないわけです。
とくに取材が大変。
色んなところに出向いてみたり、常にスケッチブックを持ち歩いたり、なかなか厳しい。

絵の上手い人ってのは、神の啓示でもって突然常人には描けないような絵を一気に描き上げてしまうようなイメージがありますが、本当は上手な絵を描く人ほど取材に時間を使ってるんですよね。解っているんです。

なので、最近のデジカメの性能の高さは活用しない手はないと思うんです。いくら写真じゃ本質は描ききれない、といってもです。

描けないよりは描けた方がいい。
そしてiPhone4Sのカメラがイイ。

ケータイとデジカメと、2つ持ち歩かなくてもいいのがイイ。
というわけで、皆バシバシ写真を撮って絵を描いて欲しいなあー、なんて思う。

仕事終わったあと、
お酒飲んでぼーっとテレビ見て寝た日と
ちょっとでも時間つくって創作活動して寝た日とでは達成感が違います。


でも、ワタミの女性社員が自殺なんて聞くと世の中そんな余裕がある業種ばかりでもないのでしょうかね…なんとかならんもんですかねー。

なんていつも考えています。

2012年2月25日土曜日

本当に残しておきたい本だけを納めた本棚のクオリティは凄かった。

いい本棚を買うわけじゃなくて、中身のお話なんですけどね。

子どもの頃からマンガ好きで「漫画家になりたい!」とか思っちゃったことが今の仕事の根っこになってるくらいのぼくなのでいまだにマンガを買ってるわけなんです。

でも、大人になってからマンガに対する接し方がちょっと変わりまして、

本屋さんで手に取って、
うきうきしながら買って帰って、
お気に入りの時間と場所で、
どっぷり世界に浸かって読んで、
ちょっとの間余韻に浸る

という行程のためにマンガを買ってるなあ、という感じなんです。

そうなると気づいてしまうんですよね。
読み終わった本は本棚に置いとかなくてもいいじゃん。ってことに。

そんなわけで「他の人にも読んでもらうんだよー」とガッツリ売りまくっているのですが、完結してるのにも関わらずどうしても売りに出せない本たちがあるんですよ。

で、そんな本たちだけを納めた本棚を見ると、なんだか本棚のそのコーナーが「おれ博物館」みたいなオーラをまとってきました。

そんな博物館の作品をレコメンドします。



「っポイ!」

20年近くかけて中3の夏から中学校卒業までを描いてる中学生日記。
この作品に出会ったとき自分も中3だったため、思い出がリンクしてエラいことになっています。


「魔法陣グルグル」

ぼく、始めて自分の小遣いで買ったマンガが「ドラクエ4コママンガ劇場」なんですよね。そこで、ドラクエの世界観をぶっ壊すギャグマンガを描いてたのが この作家さんです。衝撃でした。スピンオフ作品のキタキタもこの歳になっても買ってます。

「悠久の風伝説」

ドラクエでRPGオモシレー!ってなったおっぺ少年が、友達の家で衝撃を受けたのがファイナルファンタジーⅢですよ。ファイナルファンタジーって戦ってるシーンがアニメーションとして見られるわけですもんね。で、そのマンガ版ということで買わなかったわけがない。


「精霊使い」

現実世界でのダメ男が、異世界では英雄になるっていう王道のストーリーなんですが絵がもの凄く上品で好きでした。完結してないんですよね?いつか何かの拍子に続きがでないかしら。

「羊くんスクランブル」
コミッカーズだったかな?で紹介されてた「パナ・インサの冒険」というこの作家さんの連載マンガのカットを見て、あまりの色のキレイさにビビったわけなんです。ストーリーもアラビアンなファンタジーで独創的だったので大好きだったんですが、続きが出ませんね。そっちは売っちゃったんですが、この方の一冊で完結しているこっちの方はなぜか売れずにいます。アラサー男子が持っとくには実に恥ずかしい一冊。


「スペースアルプス伝説」

キャプテンっていう雑誌で連載してたはず。神秘の世界エルハザードなんかと一緒に。
マッチョの使い方がこんなに面白いギャグマンガはなかなかないのではないだろうか。ぼくら世代はマッチョ出しとけばとりあえず面白かった世代。ドラえもんもマリオもアンパンマンも皆マッチョに描きたかった世代。そんな世代だから大好きなマンガ。


「ディスコミュニケーション」

1ページの書き込み量がハンパ無くて衝撃を受けたマンガ。8巻までのふしぎだけど続きが気になる独特な世界観がたまらなかった。途中から変態マンガになったけど、終盤の主人公とヒロインだけの2人だけの世界感も「ああ、恋愛ってこういうもんだよな、結局」と妙になっとくしたりした。


「電撃ドクターモアイくん」

鋼の錬金術師とかを世に送り出してる少年ガンガンで昔やってたまんが。主人公は小学生なのに天才ドクターでホモって、いまそんなのガンガンでやってるのかしら。北斗の拳とかバスタードっぽいシーンがチラホラあったりするのも面白い。あと多分、Macで描かれてますよね?表紙。多分、だけど。

2012年2月24日金曜日

最近の就活状況から見た育児の傾向と対策の話

最近の学生さんの就職活動で大きな問題になっていることがあるようなんです。(それっぽいことはぼくが就職活動してたころから囁かれていたようにも思いますが)

実は真面目で成績もそこそこで、なんだけどシャイな学生さんってのが内定しにくいらしい。

言ってしまうと、学校の行事やHR活動にちゃんと取り組んでいて、ずば抜けて勉強ができるってほどじゃないけど勉強もそつなくこなしていて、集団の和を乱すこともないという先生には好かれるタイプが、就職できないってことがおきてるようなんです。

逆に、竹刀を持った生活指導の先生に年中追いかけ回されているような派手目の女子が「元気があってよろしい」と案外スルッと面接で受かってたりするというこの学校の指導と社会での需要とのミスマッチ。

これはなんの本で読んだか思い出せないのですが、日本の学校は高度経済成長の時代に社会の歯車として24時間戦える企業戦士を育成することを裏の目標としているという穿った見方があったらしく、「そんな20年くらい前のフォーマットがいまだ通じるワケモナインだよねー。」というのは解らんでもない。

とは言いながらも、実は日本の学校の先生の指導スキルってのは世界的にみても高水準らしく、ハードが古くてもなんとかしようと現場ではそれぞれ独自にすごい努力をされています。

でも学校に入学するまでに、自分の息子にも古いハードでも上手く活用して将来イイ仕事と巡り会えるように道をつくっといてやりたいな。と思うわけです。

真面目すぎてはいけない。
学校の成績がいいだけではいけない。
シャイではいけない。

ということは

ちょっと遊び心がある。
学校の勉強以外に詳しい分野がある。
人当たりがイイ。

と言い換えることもできる。

これはつまりイケメンです。
しかも、顔がイイだけじゃないタイプのイケメンです。

イケメンが恋も仕事も得られる時代ということです。

イケメンに育てなければならない。
これは育児のハードルが上がってしまった。

というわけで今年3歳になる息子にしてやれる対策を考える。


■対策1 家に多く人を呼ぶ。人が沢山いる場所に積極的に連れて行く。

知らない人が沢山いる場でも物怖じしないようになるべく沢山の人に揉んでもらっておこうと思います。ぼくは小さい頃車通りの多い場所に住んでいて、外に遊びにいく機会が少なく家で1人遊びが好きな少年時代だったため、大勢の前でユーモラスに喋るスキルが磨かれず、コンプレックスがあった思い出があるので小さいころから色んな人や色んな場に連れてってやろうって魂胆。


■対策2 色んな本を読ませたり、色んな体験をさせておく。

パパが文化系なので本を読ませるのは得意です。が、本物に触れさせることも大切!体験の機会を増やすことが今後の課題となりそう。


■対策3 自分で考えさせる。

自分の意志がないと何事も不安になってシャイになりそうです。どんな時も1人の人格ある人間として意見を求めるように努めたいと思います。

…もう思いつかない。

何かいいアイデアがあればまた教えてください。

2012年2月21日火曜日

あの頃の違和感がちょっとすっきりしたような

でも、それだけじゃあ終わらないお話。

今日、佐々木俊尚さんのツイートをぼんやり追いかけてたらこちらのブログが紹介されていたのです。

ホリエモンが逮捕されたライブドア事件の頃の、IT関連企業に対するメディアの批判について、2012年になった今の日本の経済から見てあれは正しかったのか?と振り返ってるわけなんです。

この記事でも触れられているのですが、当時IT関連の仕事というのは、なんだか「身体を動かして形あるものを生み出すわけではないので邪道だ」みたいな批判を色んな報道番組でコメンテーターの皆さんがおっしゃってて「ネットって胡散臭いのかな?」とか考えたんですよね。

確かにいわゆる産業的なしんどさは無いような印象はあるのですが、その代わりにこんな複雑なITの世界に精通して、そこからお金に換わるようなシステムを生み出してるわけなんだから、それはそれで「努力」なんじゃないのかなー?なんて思ってみてたんです。でも、こんなにメディアで叩かれてるってことは、そう考えるのは自分の考えが浅はかだからなのかなー?とか思ってみたり。


ライブドア事件の頃、何となく日本の経済はちょっと上向きと言われていて、バブルがはじける前のロジックがまた使えるのかもねー?とか言おうとしてた頃だったと思います。

それがまんまとリーマンショックで元の不景気に戻り、それから震災が起きてどうやらマスコミはなんか怪しいって雰囲気が出てきて、日本でもスマートフォンがどんどん流行って、同時にTwitterやFacebookで世界の政治が動くようになった現在、今年の頭にパナソニックがエラいことになったり、日本の経済成長率がヒドいことになってたりしていくのを見るにつれ「やっぱITてすごいんじゃない?」って印象が強くなってるのは間違いないと思う。

6年ほど前に「悪」だと散々言われていたことがそんなに悪でもなくなっている。
10年とか20年というスパンではなく、たったの6年てのが怖い。

これから食いっぱぐれることなく生きていくためには、今までの価値観とは違うものの見方が必要かもしれない。すごく将来を見越しての対策が立てにくい世の中だなー、と思う。

しっかり視野を広げて、アンテナ高くして、頑張っていきたいもんです。

2012年2月19日日曜日

アートの裾野を広げると逆に品位が下がるのか?

ここ最近、アートが美術館を飛び出すイベントが多くなったと思うのです。
屋外であったりとか、本来アートを展示するための場所じゃないところにアートを展示してみたり。

これには「アート愛好家の裾野を広げる」メリットと「アートの品位をさげる」デメリットがあると議論になります。色んな文献や意見に触れてると、どっちも大事なことを言ってるように思えてくる。

なのでぼくみたいな中途半端にアートに関わる日曜画家はどっちも大事なことなのでそれぞれでそれぞれの道を追求していって欲しいなあーと思うわけです。

「芸術関係の授業時間をどんどん減らしていった代わりに皆がそこそこの就職ができる」って教育の環境をつくった日本は、ちょっと他の国に比べるとアートに無頓着です。どんどん親しみやすいアートが増えて欲しい。

でも、世界に誇れるようなアーティストも沢山出てきて欲しい。先日発表になってた芸術家長者番付でもトップ10入りは日本人は村上隆さんだけだったし。そのためには、この際アートに無関心な人には受け入れられないような尖った活動も大事なようにも思うし。

ぼくはどちらの活動も傍観しながら楽しみたいなあーと思っています。贅沢でごめんなさい。

最後に最近面白かったアートのリンクを貼っとく。
見る人が感覚的に関われるアートが自分的には興味関心が高いのかもしれない。自分ができないからかな。



2012年2月18日土曜日

単身女性の32%が貧困らしく、高校生の40%が家での勉強時間が30分以下らしい。

国立社会保障・人口問題研究所てとこで調査したらしいのですが、どうやらそうらしい。ちなみに男性は25%が貧困。
TBSラジオのDigとかで聞いたのですが、このことについて研究されている阿部彩さんというかたのお話では、日本は先進国の中ではアメリカに次いでダントツに貧困な国なんだそうです。

おいおい「格差社会とかいろいろいわれながらそれでも日本は世界的に見れば豊かな方だ」てのは情報操作か?と思った次第です。

http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012020801000755.html

そういえば、世界幸福度ランキングでもOECDの幸福度指標でも日本の幸福感てあんまり高くなくって、経済的に発展した先進国なのになぜ!?みたいなことはずっと報じられていました。
これはいよいよ日本が貧困な国だったってのが明るみになってきたのかと感じるわけです。

なんかなー、どうしたもんかなー。

ぼくはといえば、まあそこそこの収入で、シトロエンやアルファロメオに乗りたいなんて欲求も持ち合わせず、毎月ちょっとずつの貯金をしながら少ないながらの小遣いで、でも10代の頃からとそんなに変わらない出費なので困らず、10代の頃とちょっと違うといえば1000円から2000円くらいのデイリーワインを月に何回か嗜む程度で幸せを感じるという小市民っぷりでいいんですが(これはこれで「若者に消費欲求がないので経済が発展しない」とか叩かれるのですが)、息子が大きくなるころにはいったいどんな国になってるんだろうかと思うと心配であったりするのです。


ちょっと古いデータなのですが、ベネッセが行なった子どもの生活時間の調査があるんです。

これによると、高校生の勉強時間、ほとんどしないが24.3%、およそ30分が15.2%なんですよね。これだけのデータで結びつけるのは安直かとも思うんですが、勉強しない高校生が貧困層の予備軍になってはいないかと心配なんです。

高度経済成長の時代なら「健康な身体」があれば食いっぱぐれることはなかったかも知れませんが、今の情報社会では「豊富な知識から必要なパーツをチョイスして新しいものを創造する」なんて高度な芸当がどんな業種でも必要とされてる。
しかもその求められるクオリティは年々上昇しているわけでオオゴトなわけです。

で、この「豊富な知識」の基礎の部分は学校の勉強にきっとあると思うんですよ(アインシュタインやダヴィンチやスティーブジョブズみたいな天才は規格外でしょうけど)


ちなみに貧困貧困!と騒いでいますが。つつましくも人生幸せです〜ならそれでいいと思うんです。でも、「お金があればこんなこともできたのに」とか「お金があればあの大学にいけたのに」なんてのが辛い。


そんなこんなで、自分の選択肢を増やせるように、どうにか子どもにはせめて興味のあることは夢中で勉強できる習慣を身につけさせてやりたいなー。と思う。

2012年2月16日木曜日

エアージャケットセット for iPhone4S/4というiPhoneカバーを買う

iPhoneのデザインはカッコいいなあ、と今更ながら思うのです。

スティーブ・ジョブズさんの自伝を読んでいると、禅の思想に影響を受けたと書かれていました。日本の庭園がその中だけで宇宙を表現しているように、1つの機械の中でコンピュータの真理を表現しようとしたんだなあ、なんて勝手に解釈をしたのですが、床の間に置いた一輪の朝顔で、満開の咲き乱れる朝顔を表現する茶室の思想なんてのが文化の日本人がApple製品を好きになるのはもっともだなー、なんて思ったり。

そんなiPhoneなんですが、やっぱむき出しで持ち歩くのは心許ないです。

かといって、せっかくのデザインが隠れてしまうのも辛い。

なのでもともと、あんまりiPhone自体のデザインを損なわないデザインのケースを使うようにしていたのですが、そんな時に見つけたのがこのケースです
もう、ケース付けてないかのようなフィットっぷりです。

付けた状態の写真を撮ろうと思ったら、iPhoneでiPhoneの写真は撮れなくて残念無念。
コーティングされて深海に潜っていこうとするサニー号みたいな感じになります。

ただ、前面はむき出しなので、ちょっとそこだけ気をつけないといけないですね。

安全の為にデザインを損なうか。
デザインのために安全を損なうか。

自分とこの理想の為に不要な部分は少々不便になってもバッサリ切ってしまうAppleの理念からいうと後者の方かなとも思うんですが、そこは使う人それぞれの主義思想ですよね。朝食がパン派かご飯派かの違いみたいなモンです。

2012年2月14日火曜日

Parallels Desktop 7 for Macというのを試す


ぼくの目の前で繰り広げられる、Macの画面でWindowsのスタートメニューが開く瞬間。

まずはぼくの歴史をさかのぼります。

大学生になった頃、友達の1人にもの凄くパソコンに詳しい人がいました。
彼のお父さんはデザイナーをされていて、彼の家にはMacintoshがありました。
ぼくはその頃Appleにさっぱり詳しくなかったので、それがどれだったのかは今となってはよくはわかりませんでしたが、確か99年くらいだったはずです。

ぼくはといえば、その頃家にインターネットの環境なんてなく、パソコンもよく解らない謎の物体だったので、彼の発するパソコンの情報は神の啓示に近いもので、そんな彼が言った「Macは一般向けじゃない変なパソコンだ」という言葉がIT界の真理としてぼくに刻み込まれていたのでした。

入学した大学が全員Windows98を購入する大学だったこともあり、ぼくはそれからWindowsでパソコンの経験を積んでいくことになります。Macは同じ大学のデザインのコースに行くとたくさん並んでいてデザインのコースじゃないぼくは「なんだかカッコいいけど使う人を選ぶ高価なマシン」というイメージのままでした。

その後ちょっとしてiPodがブームになります。
皆iPodiPod言い出しました。

猫も杓子もiPodです。

流行ものが好きなぼくも早速購入。Macが気になりだします。

でも、その頃すでに大学を卒業していたぼくは、職場環境が皆WindowsだったのでそのままWindowsを使っていくことになります。まあ仕方なし。Macはデザイン関係の仕事をする人のための機械だと。


がしかし、あるときMacにブートキャンプというのがあることを知ります。
ブートキャンプはWindowsの今までの資産をそっくりそのまま持ったままMacに移行できるという優れもの。キーボードの配列など細かな部分でストレスはあるけど、WindowsもMacも使えて便利だね。ってスンポーです。

それが今使ってるMacBook購入のきっかけとなるわけなんですね。

というぼくみたいな経歴の人は多いはず。
だがしかし、Macを使ってる時にWindowsのアプリケーションに用がある、なんて時ものすごく面倒くさいんですよ。あー、MacシャットダウンせずにWindows使いたいなー。とか、iPhotoの写真をWindowsのPhotoshopで開きたいなー、とか、そういう時です。
iPhoneも持ってるし家ではMacがいいんだけど、職場に言ったら右も左もWindowsなんだよねー、とかそういう人のことですよ。


そんなわけで今回こちらの仮想化ソフトを検討することにいたしました。
14日間のトライアル版をダウンロードです。

 インストールはもっすご簡単でした。

DockからいつでもWindowsのアプリケーションが立ち上げられます。便利。


 WindowsのPhotoshopがMacの画面で動いています。これでiPhotoの写真も開けます。幸せ。


まだちょっとしか使っていませんが、仕事でよく使うWordも問題なく使えます。
こりゃ幸せ。Mac版のPhotoshopとOfficeを買わないと精神衛生上よくないかもなー、と悩んでいた矢先のぼくに差し伸べられた救世主となりそうです。

今回浮いたお金で何を買うか、今から楽しみですわい。

2012年2月12日日曜日

おひとりさまライフが充実してるらしい

「負け犬」と一緒に流行っていたような印象の「おひとりさま」ですが、こちらのサイトによると街のインフラやらネット上でのサービスが充実しまくってきたお陰で、それらを上手に活用している人はもっすご人生充実させてるよ、というお話らしい。

結婚して子どもがいるぼく個人の体験としても、業種の違う人や地理的にはなれた人と交流が持てるのはとても楽しいのでよくわかる。

インターネットがそんなに普及してなかった頃に若者だった世代にとって、インターネットの普及が怖いものだったのに対して、ある程度価値観が確立してきた頃にはもうインターネットが当たり前にになってた世代では、つき合い方が全然違うだろうなーと思うんです。

前者の価値観はネットの世界と現実世界を行き来する「マトリックス」で後者の価値観は現実世界にネットの情報を上乗せする「電脳コイル」です。あ、どっちも例えがもう古かった。

せっかくこんな便利なものなのに、ネットと現実を分断させて生きていくのはなんか勿体ない。現実の世界がより充実するために上手にネットの情報、というかサービスを使えるようになりたいもんです。

というわけでiPhoneが便利だなー、と思うここ最近。

でも、あまりにもiPhoneに依存しているような気がしていて、たまには自分の五感を頼りに動いてみないと、本来の人間の精度みたいなものが落ちはしないかなー、なんて感じたりもする。

KIRINののどごしのCMで、店頭で見かけた新商品の評価をモバイルで検索している夫婦に向かってグッさんが「お客様の喉で!」って訴えてるシーンとか、結構考えさせられるところがあります。

ただ、美術の世界を見てると写真が開発されたとき「もう絵画は駄目だ」って風潮があって、でもそれから「人の心の中」を表現するジャンルが生まれてきたりしてるので、これから人間がどんな進化をしていくのかって結構楽しみなんです。

というわけで、上手にネットの情報やサービスとつき合っていきたいもんですね。

2012年2月9日木曜日

学生さんの就活がどんどん長期化してるらしい

ダイヤモンドオンラインで先日
“2ヵ月遅れ”の2013卒就活最前線! エントリー減少で就活と採用の長期化は必至か

という記事を読んだのです、相変わらず不景気が続いていてホントに学生さんの就活は大変だ。
それにしても最近よく思うのは、大学が就職のための予備校になってませんか?てことです。

せっかく高校卒業する歳になっても「まだだま勉強したい」って大学にいくのに、待っているのは就活地獄だったらそんなのつらいんじゃなかろうか。

大学って自分が勉強したい分野について、マニアックにストイックに勉強できる場であって欲しいなあ、なんて勝手なことを思うんです。(だから逆に「働きたくないからとりあえず大学」はあんまり好きじゃない)就職も大事なのはわかるんですが、自分の興味のあることに没頭して、その分野の専門家になって、一芸に秀でたところをどこかの企業に見初められてめでたく仕事にありつける、ってのが幸せだと思うんです。

自分のことを振り返ってみると、ぼくの行ってた大学は1年で学部の全分野の勉強を広く浅くして、2年から専攻を選ぶシステムでした。なのに、3年になったら就活が始まってしまって。
大学で専門的な勉強がしたくて高校3年間がんばったのに、自分が勉強したかった専門的なことに集中できるのは2年の間だけかよ!?て思ったらアホらしくて就活やめちゃったんですよねーぼく。そのお陰で大学卒業後1年間フリーターを経験する羽目になるんですが、まあなんとかなりました。よかった。

それはさておき、大学へ行く人みんなが人生の中で一番充実したキラキラした時間を過ごせたらいいなあ、なんて思うのです。
そんな世の中にならないかしら。

2012年2月8日水曜日

星屑ニーナというマンガが面白い

2006年くらいに仕事でIT関係の本を読みあさる機会があったんです。

その頃書かれていた、ネットとかケータイとかの未来の展望が凄くウキウキさせられるような内容だったのですが、気がついたらいつの間にやら現実になってきているなあ、と最近思わされています。

そのなかの1つにライフログってモンがあります。
自分の人生すべてをデータで記録するってことでFacebookやevernoteのサービスがちょっとそれっぽい。
あと個人的にはiTunesを使いだしてからのパソコン内の写真量がハンパなく、うちの息子なんて2歳にして多分生ぼくのまれてから今日までの31年間の写真より沢山の写真データが間違いなくある。

着実にライフログは現実化してってるわけなんですが、そんなライフログをテーマに凄く美しい物語を見せてくれるのが星屑ニーナというマンガ。今オススメしたいわけです。

以下このマンガのためのレコメンドを書きますが、核心に触れないネタバレがあるので、全く知らない状態で読みたい方はお気をつけ下さい。


ちょっと特殊な世界観を持った舞台で、独特の感性を持った女子高生のニーナという女の子が人型の捨てロボットを拾います。ニーナはこのロボットに星屑という名前をつけて主人になります。星屑は何も知らないロボットなのですが、ニーナと生活することで色んな経験をしていきます。

というと、ぼくらアラサーは10年くらい前に流行ったちょびっツというマンガを連想してしまうのですが、なんと1巻でニーナは死んでしまいます。といっても、事件や事故が起きて物語が急展開するのではなく、ニーナは天寿を全うしておばあちゃんになって幸せな人生に幕を下ろす格好で死にます。

このマンガ、作中の時間がもの凄いスピードで流れていくんですね。

最近楽しみにしていた2巻が出たばかりなのですが、ニーナのライフログを記録した星屑というロボットがニーナの記録を後世に伝えながら色んな人の人生に影響を与えていくっていうマンガのようなんです。

ニーナは歴史に名前を残すような偉大なことをした人としては描かれていません。
自分の人生を、自分の身の丈にあったペースで生きたちょっと変わっているけどそれでも平凡といえば平凡な人生です。

それでも、その人生をすべて機械が記録していると、その機械は後世にニーナの人生をもれなく伝えていって、色んな人の人生に影響を与えるわけなんですね。

これが何となく自分の体験に重ね合わせると、たまたま目にした個人のブログに凄く感銘するような経験にシンクロするんですよね。

ライフログがもっと一般化していくと、あり得なくもない物語で、自分のひ孫くらいがぼくのツイートを検索したりする日がくるかもしれないと思うと、色々考えるところもあったりなかったり。

まあ、それはさておき純粋にニーナのライフログを持った星屑がこれからどんな人たちにであっていくのか楽しみなマンガです。映画になってもおかしくないくらいキレイなお話です。

ちょっとこの表紙を見かけたら、手に取ってみてください。

2012年2月6日月曜日

ダイハツのミラ・イースに未来を感じたりした

あんまり車に興味がないもんで恐縮なんですが、先日奥さんと車に乗ってて信号待ちでとなりにとまった車みて「あれ何だっけ?」という話になったのがミラ・イースでした。

公式サイト

この車、大きな魅力は燃費が30km/lで80万円の低価格というものらしい。
ほっほー!

で、なんでこんなに燃費がいいのかって言うと、車の軽量化のおかげなのだとか。
なんだかミニ四駆みたいだな!

軽量化する為には部品を減らす必要があるだろうし、部品が少なければ低コストですむのだろうということで値段も安いのかもしれない。


ただ、毎朝晩国道を通勤しているぼくとしては、そんな軽い車だったら横からいかれたら大事故になりかねないなー、とも思った。

いくらこちらが安全運転していても、いつ事故に巻き込まれるかわからない。
ぼくは今まで自分から突っ込んだことはないんですが、突っ込まれて車を修理に出したことは何度かあるんです。そりゃもう「事故ってこんなに巻き込まれるものなのか」と思い知らされるくらい。

というわけでミラ・イースみたいな車が本当に皆に愛されるためには、安心して車に乗れる世の中にならないといけないような気が個人的にはするのです。

で思い出したのですが、2009年にグラフィックデザイナーの原研哉さんが「JAPAN CAR展」てのを行なってたんです。観に行ったわけではないのですが、ラジオ番組でインタビューを受けてて、その内容がとても印象的だったんですね。

この展覧会は、少し未来の日本の車を考えるってものだったのですが、ガソリンの車は人間が制御して「運転」する乗り物なのですが、電気の車は少しニュアンスが違って純然たる「移動」なのだそうです。

電気による移動ってのはすごく効率的に行なわれることで、電話やメールのデータ送受信のように人間を移動するシステムになっていくんではないか、みたいな話だったんです。

車の運転が基本的に面倒なぼくは「すごくいいな!」って思ったんですよね。
で、そうなれば部品が少なくて軽いミラ・イースなんてのは価値ある車になるんじゃないかと思うわけなんですよ。

「運転」したい!って人のための車は、iPod全盛期の今の時代のレコードのように消費されてくんじゃないかな?

とにかく、片道1時間車を運転して通勤している身としては、なんだかとってもうきうきするお話でしたとさ。

このラジオ番組の記録が残ってたのでリンク貼っとく。

2012年2月5日日曜日

ウェブは馬鹿と暇人のものなのか?

以前「ウェブは馬鹿と暇人のもの」という本を読んだことがあるんです。

今改めて調べたら、3年前くらいの本です。
著者の中川淳一郎さんという方はニュースサイトの編集者さんなのですが、そんな職場からみたネットの現状を書かれている。

ウェブはそんな劇的に人生変えないし、毒になることはあっても薬にはならないので、ウェブとの距離を上手にとりましょう。ウェブに一生懸命情報発信しても、大半の人にはそんなに人生にとって物質的にも精神的にも利益はないですよ。むしろ時間の無駄遣いですよ。という感じに個人的には受け取れて「なるほどなー!実生活しっかり充実させないとな!!」と思った本です。

が、それ以降スマートフォンがもの凄く普及してきて、Twitterでギリシアを始め色んな国で革命が起きたり、Facebookがもの凄く話題になったりで、ちょっとだけ様子が変わってきたように思ったりしたわけです。

ぼくら世代は、もう多分経済的な富裕層にはなれない。

だから心の富裕層になるしかないんです。ソーシャルメディアを始めて、縁が切れていた高校・大学時代の友達と交流する機会ができたり、今まで知らなかった知識を共有したりとか、そういう「人生充実してる」感で幸せになっていくことができたらなー。なんて思うわけです。

そんな幸せのために、ちょっとウェブのサービスが活用できたらなと思う毎日です。

日々思ってることを、普段なかなか会えない人たちと共有して共感して、たまに何か新たな発見があって、で自分の実生活に彩りがでたらな。みたいな感じ。心に得るもので満たされて、物質的な欲が上手くコントロールできたら最高なんだけどな。あんまり物欲なくなりすぎても経済が良くならないけど。

まあ、「ウェブは馬鹿と暇人のもの」という本も、かなり軽快な語り口調で書かれた本なんで半分くらいはギャグというか、軽く読んでねって感じの本なんだろうと思うので、痛烈に批判するわけではないです。今、改めて読んでも発見が沢山あるし。いい本。

2012年2月3日金曜日

毎朝5時に起きて散歩を4年くらい続けている

もうそろそろ自慢してもいいかもしれないと思って書きます。

ここ数日寒い日が続いてますがそれでも続けられています。
20歳の頃は「おじいちゃんみたい」とか言われていた早起きですが、30歳過ぎても若く見られる秘訣が出勤前の散歩ではないかと思っている。

ホントは皇居の周りを走ってる人たちのようにかっこ良く走りたいところなのですが
ぼく喘息があるのでずっと走ってると息ができなくなるんですよね。

というわけで走ったり歩いたりという散歩。

自伝とか出されてる絵画家やデザイナーさんの本を読んでると、皆結構運動してるんですよね。こんな職場にしたい!とか思うアートディレクターの佐藤可士和さんの本とか読んでも健康管理の話が出るし、宮崎駿さんなんて毎朝2時間散歩してるらしいし。

で続けてるわけなんですが、こういうのって頑張りすぎると続かない。

続けるために決めてることが3つ。

1 1日30分
朝の貴重な時間に、それ以上は時間を作れない。1時間とかにしちゃうと「今日は1時間もとれない」とかそんなことでできなくなる。

2 しんどくなったら歩く
家に帰るまで走り続ける!とか決めると、だるくなる。

3 眠かったら走らない
前の日の夜、持ち帰りの仕事を遅くまでやってたり、飲み会で帰りが遅くなって寝る時間が遅かったら走らない。

これで結構続いてるわけです。自己啓発の本とか読んでると、もっと頑張らないとお前の人生だめだ!みたいなこと書いてるんですが、ぼくみたいなグダグダ人間はそんなに頑張れないのです。なので、ハードルをさげて、続けられるようにする。それでいいかな?と。

まあ、この程度の朝散ですが、朝ご飯がおいしいわ身体が軽いわ1日が長いわといいことばっかりです。

オススメ。

2012年2月2日木曜日

魅力ある絵が描きたいな、というお話。

芸術系の学部に所属していたのですが、当時の先生といまでも交流があってたまに絵を見て頂いてたりする。よく言われるのが

「よく描けてるね。でもよく描けてるだけで解釈が足りない。」

というお言葉。

きっと写実的には描けてるけど、ただ写真のようにリアルなだけで、そこになにも人を引きつけるようなオリジナリティがない。という意味だろうなと思い、日々精進しております。


確かに、歴史的な名画とか見てると、すごく個性的。

あんな風に世界が見えてたら楽しいだろうなあ。
でも人と違うように世界が見えてたら、人の世は生きにくいかもしれないっすな。
「ちょっと個性的ですね」と言われながらそこそこ人に好かれ、魅力的な絵が描ける人間になりたいもんです。

で、そんな人たちが世の中に溢れたら面白いかもしれない。
そしてみんなで一緒にお酒でも飲みながらお互いの話をするのです。
なんて楽しそう。


写真の絵も、これからどんな色を乗せていこうかあれこれ試行錯誤中。

2012年2月1日水曜日

保育士さんの給料が安すぎないかと思う

2歳6ヶ月の息子が描いた絵。
「これ何?」と聞いたところ「とりさん」と答えた。
それなりに鳥に見える。
息子はどんどん成長している。

ぼくは地方のしがないサラリーマンなので、奥さんにも働いてもらわないとちょっと食っていけない。多分、凄く切り詰めたらぼく1人でもやっていけると思うんだけど、奥さんも働きたい人なので現状2馬力。

息子は1歳の誕生日の前の月から保育園に預けられる生活を送っています。

1日の起きている時間の半分強くらいを親以外の人と過ごしている我が子ですがすくすくと育っているのは、保育士さん方のおかげ。「子どもと遊ぶことが仕事なんでしょ?」なんて世間で言われることがある保育士さんですが、「とりさん」と言いながら描いたスクリブルがそれなりに鳥に見えるようになってるのは、遊んでるだけじゃないってことです。


保育園は、女性が社会に進出しだしたのでやむを得ず。ってのがスタートだったらしい。

日本が農業の国だった頃は、田んぼが細切れだと稲作の効率が悪いので大家族が推奨されたとかなんとかで、その頃は家族で子どもを育てられてたってのもあったんでしょう。

悪いところをほじくり返して「アレがイカン」「これが悪い」なんて言うのも人生つまらない。
農業の国じゃなくなって、女性が社会進出できるようになったおかげでぼくらは自由に恋愛と仕事を選べるようになったんじゃないかと思うんですよね。

そんな今の日本であっても、結婚して家族をつくっていけるのは保育士さんのおかげと言っても過言じゃない。

なのに保育士さんの給料は、ぼくの知る限り月13万から良くて15万円くらいが相場だっていうそう。これはなんとかならないだろうか。しかも今話題になっている幼保一元化の「こども園」。

これは良く聞いてると「幼稚園教諭に保育士の仕事を上乗せしてやらせて、保育士は間引きましょう。」という側面が見え隠れしているところが怖い。どう考えても待機児童が増えるか、1人の幼稚園教諭なり保育士が見る子どもの数が増えるかのどっちかです。

消費税が10%になっても、こういうところが良くなってくれれば何ら文句内んだけどなー。

多分、介護福祉の現場でも同じようなことが起きてるんでしょう。まだぼくの生活に密接に関係してないから見えてこないだけで、安心して歳をとっていけるのか、これも結構怖い。